
こんにちは。静岡県でホームページ制作を行っているアダムデザインズの野中です。
皆様、ホームページ制作の料金や相場を検索するとまず感じるのは、制作料金の幅の広さではないでしょうか。
なぜ同じものをつくるのにこれほど価格に幅があるのか?と疑問に感じた方も、少なからずいらっしゃることと思います。
現在ホームページ制作でどこに発注しようか迷われている方のお気持ちとしては、
- できるだけ安く制作したいが、「安い=悪い」が不安。
- どのくらいが「打倒な金額なのか?」がわからない。
- 高額ならその分安心なのはわかるが、予算的にちょっと、、、。
などなどありますよね。
結論からいえば、集客を考えるうえで格安のホームページは【まずオススメできません】。
当然ながら、料金の差にはしっかりとした理由があります。そしてその理由は、単純な「見た目のおしゃれさ」もありますが、それだけではないもっと重要な理由があります。
今回の記事では、格安のホームページ制作がそもそもなぜ成り立つのかと、特に静岡のような地方の中小企業様には格安ホームページをおすすめできない理由を解説していきます。
では解説を始めていきます。
格安のホームページが「集客」においてダメな理由
格安のホームページが優れていないポイントとしてよく言われるデメリットには、下記のようなものが挙げられます。
しかしこれらは格安ゆえの当然の短所を断片的に見ているにすぎず、もっと本質的なデメリットがあります。
それは、静岡など地方のビジネスで最も重要な「集客力」が非常に弱いことです。
- デザインや構成が古い
- 他社とよく似た形・デザイン
- スマートフォン対応は別料金
- SEO対策がしにくい構造
- 全然問い合わせが来ない
- 格安のホームページは「集客力」が弱い!
静岡などの地方ビジネスでは、集客力を徹底的に高めたホームページというのは、業種によりますがまだまだ少ないのが現状。
そのため、少し「集客」にフォーカスしてテコ入れしたホームページを作成するだけで、驚くほどに効果を発揮する場合があります。
これからホームページを作成されたり、リニューアルをご検討の場合は、外観のおしゃれさや金額の安さだけでなく、サイト自体の持つ「集客力」についてもお考えになることをお勧めします。
それではなぜ、格安のホームページだと集客力が弱くなってしまうのか?理由は、格安のホームページ制作会社は「ただ作るだけ」なことがほとんど(というか、安いのでそれしかできない)からです。
格安のホームページは「ただ作るだけ」がほとんど
格安のホームページ制作会社に発注した場合に出来上がるのは、せいぜい商品やサービスをやんわりと紹介したり、日記のような「お知らせ」を時々投稿するくらいのサイトではないでしょうか。
もちろんそういったWEBサイトを否定するつもりはなく、ただ単に「事業の紹介をしたい」という目的のホームページであれば、それでも十分だと言えます。
料金も格安というだけあって、制作会社様がWEB制作にかけられる時間もその分少なく、戦略設計やヒアリングに多くの時間を割くことができないのは、想像がつくかと思います。
そのため、コストに対しては見合っているでしょう。
ちなみに、格安の制作会社様の多くがそれほどまで安価でホームページ制作ができる理由についてはご存知ですか?
格安の制作会社が「5万」でサイトを作れる理由
最近では、スマートフォン対応のWEBサイトが5万〜などという格安制作サービスも存在します。そのようなサービスの場合、じつは裏側ではこんなカラクリがあります。
- 文字や画像を置き換えるだけで完成する「型」を利用している
→外観的にどれも同じようなデザインで、自分のビジネスにも最適化されていない。 - 製作者が素人同然で、安く請け負ってでも実例をつくりたい
→品質が保証されておらず、しかるべきメンテナンスもなされない可能性がある - 外観は綺麗に見えても、内部のSEO対策が適切でない
→その後更新や投稿を頑張ってもなかなかアクセスやお問合せが増えない - 組織の場合、従業員が過酷な労働環境下で制作している
→クリエイターの冷遇に知らず知らずのうちに貢献してしまう
上記のように、格安のホームページ制作サービスでは、とにかく「時間」を削っています。
つまり、ホームページ制作の金額は、制作者が「制作に費やす時間」そのものなんです。
ホームページ制作の金額は制作者が「何にどれだけ時間を使うか?」によって決まる
ホームページの金額は「何にどれだけ時間を使うか?」によって決まることが多く、特に広告代理店ではなく、フリーランス個人事業主の場合は顕著です。
(※広告代理店は制作を外注しているケースも多く、その場合手数料などが上乗せさせているため、単純に時間に比例するとは言いにくいです。)
時間をかける作業の種類は大きく下記の3種類です。
- ①戦略設計に時間を使う(丁寧なヒアリングと戦略的なワイヤフレームの作成)
- ②外観・デザインに時間を使う(アニメーションを駆使したり高度にアート的な表現)
- ③コーディングに時間を使う(通常使用しないようなオリジナリティーの高い機能を実装)
これら全てに時間を割く方針の会社であれば、当然価格も高額になります。
しかし実際は、中小企業様や個人事業主様の場合だとご予算的にそこまで高額なサイトは作れないことが多いです。
そのため大体の制作会社は、この①②③の中でどれに時間を使うのかを絞り価格を抑えています。得意とする制作物の特徴が制作会社ごとに異なるのは、時間配分の方針が異なるためです。
たとえば、②外観に強みを持つ制作会社であれば、アニメーションやビジュアル的な演出に多くの時間をかけることから、やはり多くのユーザー様から人気を集めやすいです。
しかし、30万円〜60万円という中堅クラスの料金であれば、内部構造が微妙という可能性があるため、見た目の綺麗さだけで制作会社を決めるのは注意が必要です。
もちろん金額やその制作会社様のサービス内容によるため一概には言えませんが、中堅クラスの料金で「見た目もすごくて戦略も内部構造も完璧」はまずあり得ません。
金額の大小は制作にかける時間の大小。
もし自分が中堅クラスの料金でWEBサイトの制作会社を探すなら、上記①②③のうち「①戦略設計」を最も大事にしている会社を選びます。
なぜなら、どんなに美しいデザインでも、戦略設計のなされていないWEBサイトは「運用」の効果が薄くなってしまうからです。(「運用」に関しては下で述べています!)
ちなみにアダムデザインズのホームページ制作は、10段階で言うと
- ①戦略設計:8
- ②外観:6
- ③コーディング:5
の配分で設定しています。
一言で表すなら、「変わった機能はないけれど、見た目はそこそこでちゃんと戦略設計のされているWEBサイト」という感じ。
「自分がホームページを作るならこういうサービスを利用したい」をお客様向けにも再現している形になります。
ここまで「格安ホームページ制作」の裏側についてお話してきました。
加えて、ホームページのそもそもの役割についてもご紹介したいと思います。
ホームページの一番の役割は「見込み顧客の獲得」
集客のためのホームページにおける一番の役割は「見込み顧客の獲得」です。「見込み顧客」とは、自社の製品やサービスを利用・購入する可能性(=見込み)のある人・企業のことです。
具体的には、ホームページを確認して問合せ・資料請求をした人や、メルマガに登録したなどがこれにあたります。
しかしながら、何の努力もせずともホームページに多くのアクセスがあり、その全てのユーザーが自社の製品・サービスに関心があれば、商売に苦労はありません。
大手企業様や成功されている企業様をはじめ、多くの企業様が数少ない見込み顧客を発掘するために行っていること、それが見込み顧客の前段階である「潜在顧客」を見込み顧客へ育てていくという施策です。
これこそが、企業がホームページを持つ大きな意義の一つです。
「潜在顧客」を「見込み顧客」へ育てるしくみ
「潜在顧客」とは、自社の商品やサービスをまだ知らない顧客のことを指します。
「興味も関心もない」という顧客ではなく、商品やサービスの存在を知れば購入や利用の可能性のある層を指します。
実はホームページを利用して見込み顧客を育てるうってつけの方法が「ブログ」。
WEBマーケティングに成功されている多くの企業様をはじめ、戦略的にインターネット集客行う企業様の多くが、ブログを用いて「見込み顧客を育てる」という施策を行っています。
自分で自分のニーズに気づいていない顧客に対して「こんなものがほしい」というニーズを認識してもらう場をブログで作り出しているのです。
このような見込み顧客を育てる施策を専門用語では「リードジェネレーション」と呼び、このリードジェネレーションの効率が良いWEBサイト=「集客力が高い」WEBサイトと言えます。
静岡のような地方ビジネスのホームページこそ「集客力」で差がつく
業種にもよりますが、静岡県の企業様のWEBサイトはまだまだ「集客力」が弱いところが多いです。
つまり、エリア集客をするなら、地方特有のこの「デジタルが弱い」状況はアドバンテージ。
大手企業様やWEB関係の企業様は別として、静岡県内において戦略的な「ブログ」の投稿にしっかり重きを置いて取り組んでいる中小企業様は、本当に少ないように感じます。
そして、ここまでお読みいただいた方はすでにお分かりになったと思いますが、ホームページは「作って終了」ではなく、制作後のブログ投稿=「運用」が、【集客の本番】なのです。
ホームページ集客は制作後の「運用」=「ブログ投稿」が本番
ブログの投稿は、簡単ではありません。手間や時間をかけて行う作業は、できれば最大限に集客効果を発揮して欲しいものですよね?
つまり、先ほどの「①戦略設計」に予算を投じるということは、ホームページ制作後の本番である「集客」という長期的な作業を、できるだけ楽にするための意味があるんです。
(ブログの書き方のコツに関するコラムもそのうち投稿する予定です!)
集客力が高いWEBサイトに求められることは、
- 見込み顧客を作り出す場となる「ブログ」が検索で上位に表示されやすいこと(=SEO上の内部構造が整っていること)
- 全てのページでアクセスしたユーザーをお問合せや資料請求に導きやすい設計になっていること(戦略設計されたワイヤフレーム&デザイン)
の2つです。
アダムデザインズのホームページ制作は、見込み顧客の獲得に徹底的にフォーカスしたデザインで、目に見えない内部構造もSEOを意識した設計になっています。
そして、ブログの投稿に関しても「見込み顧客の獲得」を徹底的に意識したコンテンツ制作や、検索上位に表示されやすい文章の書き方など、中長期的にレクチャーさせていただくプランも、お安めでご用意しております。
ちなみに、今弊社でホームページ制作をいただいた場合の料金は下記の通りです。
HP改善サポートプラン | |
---|---|
HP制作費用 | 397,100円(税込)前後 |
月額サポート費用 | 11,000円(税込)/月 |
月額管理費用 | 無料 |
※こちらは毎月ブログの書き方をレクチャーするプランで最もおすすめですが、制作するだけのプランもございます。詳しくは「サービスと料金ページ」をご参照ください。
繰り返しになりますが、アダムデザインズのホームページ制作は、10段階で言うと、
- ①戦略設計:8
- ②外観:6
- ③コーディング:5
上記のような配分で「見た目はそこそこでちゃんと戦略設計のされている」WEBサイトを目指しています。
もし現在ホームページ制作やリニューアルをご検討中で弊社の制作にご興味がありましたら、ぜひリモート通話でお話をお聞かせいただければと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は「格安ホームページ」の裏側事情と、ホームページを利用したインターネット集客の仕組み、静岡県内を商圏とするような地方中小企業の集客に関して解説しました。
ホームページ制作の裏側は、制作に関わっていない一般の方には想像しにくい部分だと思います。
今回のコラムが、集客活動をする上で何かしらのお役に立てたら嬉しいです!
限られたご予算を最大限に活用するにはどのようにしたらいいか、ホームページを制作した後は集客のためにどのような活動をしていけばよいかなど、
ホームページ制作に関するご不安な点は、ぜひお気軽にご相談いただければと思います!